2013年6月30日日曜日

窓口で投資信託を買うとカモにされる

投資信託は「投資初心者に最適!」などとマネー雑誌や金融機関のウェブサイトなどで紹介されています。でも、それを真に受けて、よしそれじゃあ、はじめての投資で投資信託でも買うか!じゃあ、銀行(証券会社)の窓口に相談だ!それ野村に聞いてみよう。ってのは絶対にダメです。


まず、投資信託は手数料が大変高いというのは「投資信託はコストが高すぎる」でも説明しました。

逆に、金融機関からすれば「手数料を稼げるおいしい商品」なんです。しかも、対面しているあなたは投資の素人。何をうってもわからないから、手数料が高いものをすすめちゃえ!

となるわけです。そんなことするわけないじゃん。と思う方もいるかもしれませんが、普通にやってます。知らないのをいいことに販売手数料が3%とか、最近では4%近い投資信託を売っておいて、しばらくすると「こっちのほうがいいですよ」と乗り換えを進めてきます。

すると、そのたびに3%とか4%とかの手数料が発生するわけです。
もちろん、信託報酬(管理手数料)だって銀行・証券会社などの販売会社に入るわけですから高いものを勧めてきます。
人気投資信託のクチコミ・評判ランキング」 では、純資産額(投資額)の大きい投資信託が掲載されていますが、純資産額上位のファンドはいずれも手数料が高めです。


今では銀行の窓口でも盛んに投資信託が売られていますが、この多くは手数料目的です。
実際に投資信託で販売されている多くの投資信託は「アクティブ型」と呼ばれるファンドマネージャーが積極運用するタイプです。このアクティブ型のファンドは手数料が高めに設定されています。

その一方で「アクティブファンドとインデックスファンドの違い」でも説明されているとおり、実際のリターンを見るとアクティブファンドよりも市場平均に投資をするインデックスファンドのほうが高いと言うことがわかります。

じゃあ、なんで窓口ではアクティブファンドばっかりを勧めるのか?それはもちろん「手数料が高い」から「儲かる」のが理由ですよね。

投資信託のよしあしや特徴、リスクなどを自分で判断できないのであれば投資信託を窓口で買ってはだめです。

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